COUNTIFS関数の基本

COUNTIFS関数の構文

COUNTIFS関数の基本的な構文は以下の通りです。

        =COUNTIFS(条件範囲1, 条件1, [条件範囲2, 条件2], …)

• 条件範囲1: 条件を適用する範囲を指定します。
• 条件1: 条件範囲1に対して適用する条件を指定します。
• 条件範囲2, 条件2（省略可能）: 追加の条件範囲と条件を指定します。複数の条件を設定できます。

基本的なCOUNTIFS関数の使用

目的

指定した複数の条件（例: 特定のカテゴリーと商品名）に合致するセルの個数をカウントし、データの集計や分析に活用します。

COUNTIFS関数とは？

複数の範囲と条件を指定し、それぞれの条件をすべて満たすセルの個数を数える関数です。

使用手順

1. 結果を表示したいセルを選択:
   
   例として、F4セルにカウント結果を表示させたい場合を考えます。
2. 「数式」タブから関数を選択:
   「数式」タブをクリックし、「その他の関数」をクリックして「統計」カテゴリから「COUNTIFS」関数を選択し、「OK」をクリックします。
   
3. 「関数の引数」ダイアログボックスに引数を入力:
   
   
   • 条件範囲1: 1つ目の条件を適用する範囲（例: B2:B11）。
   • 条件1: 1つ目の条件（例: F2セル、「モバイルアクセサリー」）。
   • 条件範囲2: 2つ目の条件を適用する範囲（例: C2:C11）。
   • 条件2: 2つ目の条件（例: F3セル、「NC-1000」）。

     

4. 「OK」をクリック:
   COUNTIFS関数の入力を確定します。
5. 結果確認:
   例では、F4セルに「カテゴリーがモバイルアクセサリー」かつ「商品名がNC-1000」であるセルの個数が表示されます。

ポイント

• COUNTIFS関数は、3つ以上の条件を指定することも可能です。その場合は、条件範囲3、条件3…と引数を追加していきます。
• 条件には、ワイルドカード（*や?）を使用することが可能です。
• 条件として、セル参照だけでなく、直接数値や文字列を入力することもできます。
• 検索条件をセルに入力しておき、それをCOUNTIFS関数で参照する方法を使うと、条件を変更するだけで結果が更新されます。

まとめ

COUNTIFS関数を使いこなせば、データ処理が驚くほど簡単になります。売上データの集計や、特定条件に基づいたデータの抽出に非常に便利です。ぜひ試してみて、業務効率をさらに向上させましょう！