HLOOKUP関数の基本

HLOOKUP関数の構文

HLOOKUP関数の基本的な構文は以下の通りです。

        =HLOOKUP(検索値, 範囲, 行番号, [検索の型])
    

• 検索値: 検索する値を指定します。
• 範囲: 検索範囲を指定します。最初の行に検索値が含まれている必要があります。
• 行番号: 範囲内の取得するデータがある行番号を指定します。
• 検索の型（省略可能）: 検索の方法を指定します。
  • TRUE または省略: 近似一致を検索します。範囲は昇順に並んでいる必要があります。
  • FALSE: 完全一致を検索します。範囲は並び順に関係なく検索されます。

基本的なHLOOKUP関数の使用

目的

HLOOKUP関数は、表の1行目を横方向に検索し、指定した行からデータを取得するために使用されます。

HLOOKUP関数とは？

指定した範囲の1行目から検索を行い、一致した列の指定した行にある値を返す関数です。

使用手順

1. データを表示したいセルを選択:
   例として、H3セルに検索結果を表示させたい場合を考えます。
2. 「数式」タブから関数を選択:
   「数式」タブをクリックし、「検索/行列」カテゴリから「HLOOKUP」関数を選択し、「OK」をクリックします。
3. 「関数の引数」ダイアログボックスに引数を入力:
   • 検索値: 検索したい値（例: H2セル、「商品棚」）。
   • 範囲: 検索対象となる範囲（例: B1:E12）。
   • 行番号: 取得したいデータがある行番号（例: 12）。
   • 検索の型: 完全一致で検索したい場合はFALSEまたは0を入力。
4. 「OK」をクリック:
   HLOOKUP関数の入力を確定します。
5. 結果確認:
   例では、H3セルにH2セルに指定した商品棚に対応する12行目のデータが表示されます。

ポイント

• HLOOKUP関数は、横方向に検索を行い、指定した行番号のデータを返します。
• 検索値が見つからない場合、エラー値#N/Aが返されます。
• 検索の型をFALSEまたは0に設定すると、完全一致の検索ができます。

まとめ

HLOOKUP関数を使いこなすと、データ検索や抽出が非常に簡単になります。特定の条件に基づいたデータを迅速に取得できるため、分析や報告書の作成がスムーズになります。ぜひ試してみて、Excelでのデータ操作を効率化してください！