IFERROR関数の基本
IFERROR関数の構文
IFERROR関数の基本的な構文は以下の通りです。
=IFERROR(値, エラーの場合の値)
- 値: 評価する数式やセルを指定します。
- エラーの場合の値: 数式がエラーを返した場合に表示する値やメッセージを指定します。
基本的なIFERROR関数の使用
目的
エラーが発生した際に、見やすいメッセージや別の値を表示することで、スプレッドシートをより分かりやすく整備するために使用します。
IFERROR関数とは?
数式がエラーになる場合に、エラーメッセージの代わりに指定した値やメッセージを返す関数です。
使用手順
- エラーを処理したいセルを選択: 例として、
D2
セルにエラー処理の結果を表示させたい場合を考えます。 - 「数式」タブから関数を選択: 「数式」タブをクリックし、「論理」カテゴリから「IFERROR」関数を選択し、「OK」をクリックします。
- 「関数の引数」ダイアログボックスに引数を入力:
- 値: エラーが発生する可能性のある計算式(例:
B2*C2
)。 - エラーの場合の値: エラー時に表示したい値やメッセージ(例:
G2
セル、「入荷してください」)。
- 値: エラーが発生する可能性のある計算式(例:
- 「OK」をクリック: IFERROR関数の入力を確定します。
- 結果確認: 例では、
D2
セルにエラーが発生した場合はG2
セルの値(「入荷してください」)が表示され、エラーが発生しない場合は計算結果が表示されます。
応用
D2
セルの右下隅をダブルクリックするか、下にドラッグすることで、他の行にも同じ処理を適用できます。
ポイント
- IFERROR関数は、数式がエラー値を返す場合にのみ指定した値を返します。
- エラーの場合の値には、数値、文字列、セル参照などを指定できます。
- エラーの原因を解消する必要がない場合でも、見やすい表を作ることができます。
- 今回の例では、G列にエラー時に表示したい値を入力しておき、IFERROR関数で参照することで柔軟なエラー処理が可能です。
まとめ
IFERROR関数を使いこなすことで、エラーが発生した場合でも見やすいスプレッドシートを作成できます。エラー処理がスムーズになることで、データ分析や報告書作成の精度が向上します。ぜひ活用して、効率的なExcel操作を実現してください!
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