ExcelのSUBTOTAL関数ExcelのSUBTOTAL関数は、リストやデータベースの部分合計を計算するための便利な関数です。様々な集計関数を使用して、指定した範囲の合計、平均、カウントなどを行うことができます。以下では、SUBTOTAL関数の使い方を詳しく説明します。
SUBTOTAL関数の基本
SUBTOTAL関数の構文
SUBTOTAL関数の基本的な構文は以下の通りです。
=SUBTOTAL(関数番号, 範囲1, [範囲2], …)
- 関数番号: 使用する集計関数を指定します(例:1はAVERAGE、9はSUM)。
- 範囲1: 集計するセル範囲を指定します。
- 範囲2(省略可能): 追加のセル範囲を指定します。
関数番号の一覧
以下は、SUBTOTAL関数で使用できる関数番号の一覧です。
1 | AVERAGE | する |
2 | COUNT | する |
3 | COUNTA | する |
4 | MAX | する |
5 | MIN | する |
6 | PRODUCT | する |
7 | STDEV | する |
8 | STDEVP | する |
9 | SUM | する |
10 | VAR | する |
11 | VARP | する |
101 | AVERAGE | しない |
102 | COUNT | しない |
103 | COUNTA | しない |
104 | MAX | しない |
105 | MIN | しない |
106 | PRODUCT | しない |
107 | STDEV | しない |
108 | STDEVP | しない |
109 | SUM | しない |
110 | VAR | しない |
111 | VARP | しない |
基本的なSUBTOTAL関数の使用
SUBTOTAL関数は、商品や金額など、指定した範囲内の数値を簡単に集計できます。フィルターされたデータにも対応可能です。
- 集計結果を表示したいセルを選択: 例えば、
B13
セルに集計結果を表示させます。 - 「数式」タブから関数を選択: 「数式」タブをクリックし、「数学/三角」カテゴリから「SUBTOTAL」を選択し、「OK」をクリックします。
- 「関数の引数」を入力:
- 参照1: 集計したい範囲をドラッグして選択します(例:
B2:B11
)。 - 参照2以降: 必要に応じて追加の範囲を指定します(例: 省略可)。
- 参照1: 集計したい範囲をドラッグして選択します(例:
- 「OK」をクリック: 指定した範囲の集計結果がセルに表示されます。
ポイント
- SUBTOTAL関数は、様々な集計方法を選択できます。
- フィルターされたデータや非表示のデータを除外して集計したい場合は、関数番号に101~111を指定します。
- 例えば、
B列
の「個数」の合計を求めたい場合、関数番号を9に設定します。
まとめ
SUBTOTAL関数は、Excelで部分合計を計算するための非常に便利なツールです。基本的な使い方を理解しておくことで、データの詳細な分析や条件付きの計算をより効率的に行えます。SUBTOTAL関数を活用して、さまざまなデータ集計を簡単に行いましょう。
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