SUMIFS関数の使い方
SUMIFS関数は、複数の条件に基づいて指定されたセル範囲の合計を計算する便利な関数です。条件に応じた合計値を簡単に求めることができ、データ分析やレポート作成に非常に役立ちます。
SUMIFS関数の基本
SUMIFS関数の構文
SUMIFS関数の基本的な構文は以下の通りです。
=SUMIFS(合計範囲, 条件範囲1, 条件1, [条件範囲2, 条件2], …)
- 合計範囲: 合計を計算するセル範囲を指定します。
- 条件範囲1: 1つ目の条件を適用するセル範囲を指定します。
- 条件1: 1つ目の条件を指定します。
- 条件範囲2, 条件2(省略可能): 追加の条件範囲と条件を指定します。
SUMIFS関数の使用例
目的: 複数の条件に基づいてデータを集計します。例えば、「オーディオ」カテゴリかつ「2023年」発売の商品の合計金額を求めます。
使用例
以下の例では、B列(カテゴリ)が「オーディオ」であり、C列(発売年)が「2023」に該当するD列(合計金額)の値を合計し、D12セルに表示します。
A列: 商品名 | B列: カテゴリー | C列: 発売年 | D列: 合計金額 |
---|---|---|---|
商品A | オーディオ | 2023 | 30000 |
商品B | パソコン | 2023 | 50000 |
商品C | オーディオ | 2022 | 20000 |
商品D | オーディオ | 2023 | 40000 |
オーディオかつ2023年の合計 | 70000 |
SUMIFS関数の手順解説
- 合計を表示したいセルを選択します(例: D12)。
- Excelの「数式」タブをクリックし、「数学/三角」カテゴリから「SUMIFS」関数を選択します。
- 「関数の引数」ダイアログボックスで以下を入力します。
- 合計範囲: 合計を求めたい数値の範囲(例: D2:D11)。
- 条件範囲1: 1つ目の条件を適用する範囲(例: B2:B11)。
- 条件1: 1つ目の条件を指定(例: G2セル(「オーディオ」))。
- 条件範囲2: 2つ目の条件を適用する範囲(例: C2:C11)。
- 条件2: 2つ目の条件を指定(例: G3セル(「2023」))。
- 「OK」をクリックして入力を確定します。
- D12セルに、指定した条件を満たす合計金額が表示されます。
ポイント
- SUMIFS関数は、複数の条件に基づいたデータの集計に最適です。
- 条件にはワイルドカード(*や?)を使用することも可能です。
- 条件としてセル参照、数値、文字列を直接入力することもできます。
- 合計範囲と条件範囲は、同じサイズである必要があります。
まとめ
SUMIFS関数を使うことで、複数の条件に基づいたデータの集計が簡単に行えます。たとえば、「オーディオ」カテゴリかつ「2023年発売」の商品の合計金額を効率的に求めることができます。この便利な関数を活用して、Excelでのデータ分析やレポート作成をさらに効率化してください!
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